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ルドルフとイッパイアッテナ

朝晩、涼しくなりましたね。
暑い夏も終わり、過ごしやすい反面、
たまった疲れを感じる頃ではないでしょうか?

夏は野球の本と昭和史(戦争関連)の本がよく売れました。
テレビでも話題なので、世間の関心もより集まりました。

テレビで何かの特集をやると、
その関連本に沢山の注文を頂くことがあります。
すぐにネットで探して、購入できちゃいますからね。

この夏、ルドルフとイッパイアッテナという児童小説に
複数の注文を頂きました。
この本はもともと人気の本なのですが、
一晩に注文が集中したのは、テレビで何かやってたのかな?と思います。

じつは私も子どもの頃、夢中になって読んだ本なんですよね。
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この物語は、世間知らずの主人公(黒猫のルドルフ)が、
知らない土地、東京で野良猫生活をする話。

飼い猫だったルドルフは、野良猫として生きてゆく知識も、体力もない、
自分以外は全員敵?、という社会の掟のなかで、信頼できる仲間を見つけ、
野良猫生活のむずかしさ、人間に依存するむずかしさ、がよく解かって面白い!
そして教養の大切さ、友達の大切さ…。

この物語の作者は斉藤洋さんということになっていますが、
じつはルドルフが自分で書いた自伝で、
その経緯は、物語やあとがきを読めば納得できると思います。

そして杉浦範茂さんの挿絵は一度見ると忘れることはできないです。
本当にユーモラスで洒落ていると思います。
国語の教科書でも見たことのある挿絵です。

社長が言っていましたが、挿絵のいい児童書は内容もいい!
これは古書として扱うときの見方なんですが、
ずっと読まれる児童書っていうのは、
ある時代にしか嵌らないような挿絵は使われないんですよね。
もちろん、その時代の子どもたちだけの関心をピンポイントで突くような、
そんな本も必要なんですが、古書店としてはちょっと扱いにくいです。
児童書のそういった作品の趣旨ってのは、挿絵に顕著に表れています。

「ルドルフとイッパイアッテナ」は実店舗でもよく入荷されます。
外販用の在庫にもありますので、見つけたら手に取ってみてくださいね。
続編も数年おきに出ています。
オジサンになっても私は続編を楽しみに読んでます。

ネット販売部 矢野

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Category: 本の紹介

大正ロマンの人

暑いですね。
私は皿ヶ嶺のそうめん流しをやってきました。
涼しいし美味しかったです。

みなさんは、東温市にある「高畠華宵大正ロマン館」へ行ったことがありますか?
皿ヶ嶺へ行く途中にあります。

高畠華宵は、明治時代に生まれ、
大正時代から昭和にかけて活躍した、愛媛県出身の画家です。
私は4歳から水彩画を習い、高校では美術部に所属していましたが、
華宵という画家のことを知ったのは古書店で働くようになってからです。

華宵の作品は、伝統的な日本画もありますが、
児童小説の挿絵や広告デザインを数多く描いていました。

その独特でありながらキャッチーな作風が、
多くの人々の目に留まったんだと思います。

日本少年、少年倶楽部 少女画報といった雑誌に登場する、
きゃしゃで凛々しい少年たちの戦う姿や
モガファッションやギャルソンヌ・ルックを身に纏う少女。
華やかな華宵の挿絵は、少年少女の胸をときめかせたでしょう。

講談社世界名作全集(昭和20年代)の怪盗ルパンの挿絵は、
異国の物語という未知な雰囲気が漂っていて、
すごく惹きつけられました。

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関連の本が写楽堂にもあります。
上の画像に紹介している本は、ネット販売用の他、
最近、力を入れてやってる外販用の在庫にもありますので、
どこかで見つけた人は、ぜひお手にとってご覧になってください。

もちろん大正ロマン館へもぜひ!

ネット販売部 矢野

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稲叢山の山頂から石鎚山を見た!

皆さん、連休はいかがお過ごしでしたか?
私は5月2日に、稲叢山(いなむらやま)に行きました。
バツグンに天気の良い日で、標高1500メートルにもかかわらず暑い暑い…。

山頂のミズナラにはもう新芽が出てました…。早い!

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中央奥に見えるのは石鎚山です。

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アケボノツツジの花がキレイに咲いています。
5月の山って本当にいいもんですね。

それでは、郷土の山の本を紹介いたします。

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愛媛の山と渓谷 中予編 愛媛文化双書16 /  愛媛大学山岳会


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四国 花の山へ行こう 自然博物シリーズ3 / 愛媛新聞社


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石鎚と面河の文学 山と渓に魅せられた人々 / 中川鬼子太郎 和田魚風


ネット販売用の在庫には、まだまだ沢山の山の本があります。
興味のある方は是非、検索して下さい。
写楽堂ネット販売部 矢野

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寅さん本を読む ~学問はつらいよ~

映画関連の本をいくつか出品しました!
昭和の頃の邦画が多いです。
白黒の時代劇を扱った本なども有りましたが、これらはそれほど古い本ではなく、
後に当時を降り返って纏めたものでした。

次から次に出てくる大スターの写真を見ながらの登録作業ですから、
役者たちの強烈な個性に圧倒されてしまい、いつもより疲れたような気が…。

大河内傳次郎 昭和15年 蛇姫様 東宝映画
大河内傳次郎 昭和15年 蛇姫様 東宝映
(時代劇スター 七剣聖 ワイズ出版)

月形龍之介 昭和4年 松竹 斬人斬馬剣
月形龍之介 昭和4年  斬人斬馬剣 松竹
(時代劇スター 七剣聖 ワイズ出版)

ここらの時代劇ってTSUTAYAでもあるんでしょうか?

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本を読む倍賞千恵子
読んでいる本が古本かどうかは不明
(女優の肖像/秋山庄太郎 新潮社)

このへんの時代になると、私でも知ってる役者さんがいます。
顔を上げて、
「おにいちゃん、おかえり」と、笑顔を見せてくれそうです。


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(寅さん大全/井上ひさし 筑摩書房)

この顔を見るとホッとします。
寅さんは大スターですが、寅さんのことを大スターと言ってしまうのは失礼な気がしますよね。
親しまれる人なんです。

そんな寅さんの名言?を紹介します。
「コーシーに払うお金があったら、それで本を買ってください。」

この話では、寅さんが学問を志すのですが、
(以下、ネタバレ少しあります)
学問を志す者を気取ってるだけで、真面目に学問をやらなくなった寅さんに、
博(義弟)が説教をします。

博    「いいですか、勉強をして、眼が悪くなって、その結果、眼鏡をかけるんですよ。
      眼鏡をかけたからって、勉強したことにはなりませんよ。」

寅さん  「気分だって言ってるんだ。 気分から入るんだからさ。
      ね、新しいフンドシをつければ、体だってキリッとするじゃないか。」

気分から入っちゃう寅さんですが、気持ちは解ります(笑)
こんな当たり前のことを言わなきゃいけない博も大変です。


私も勉強嫌いで、気分から入っても失敗続きです。
でも映画を観たい気分にはなりました。
5月は久しぶりの映画館にでも行こうかな。

写楽堂ネット販売部 矢野

今回登録した映画本の画像です。
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日本の名随筆 全100巻

桜が咲いております。

道後公園は毎年多くの人でにぎわっている。
今年から樹下での焼肉が禁止されました。
さて花よりダンゴならぬ本の話である…。

日本の名随筆(全100巻/作品社)を入荷しました。
(ただし1冊欠品であります)
今回は、1冊600円でネット上に出品しました。

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それにしても一冊あたり15篇くらいの有名文士の随筆が載っているわけですから、
あわせて1500篇ということになります。

当時の編集人の意気も推し量ることができます。
よくぞこのような企画をやってくれたもんだと感心しっぱなしです!

項目、題目を立てて、名編集に依頼し、1500篇の了承をとるのは、
とてつもない時間(10年間)を要してます。
読書家であるなら2日に1冊くらい読めるわけですから、
約7ヵ月で読了できます。

写楽堂社長 岡本



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